看護師面談をする中で、いろいろな問題点を聞くことができて、コミュニケーションの難しさを感じていたときに出会った一冊が、なぜ、社員10人でもわかり合えないのかでした。
普段からお世話になっている鏡(例えば、飛行機の荷物入れの鏡)を作成しているコミーという会社のお話で、第1章の会社の紹介だけでも、とても興味深く読めたのですが、第2章、第3章と読み進めていくうちに、自分が悩んでいたことに答えてくれる内容なので、またまた、一気に読み終えました。
クリニックの運営にも応用できる内容がたくさんありましたし、改善のアイデアがたくさん出てきて、至福の時間を過ごせました。
【明日から自分が気をつけたいこと】
・「小さな組織でもコミュニケーションはとりにくい」ことを自覚する。
・大切なことはしつこいくらいにくり返し伝える、または、伝えてもらう。
・「なぜ?」を聞く。
・スタッフ本人から働きやすさについて話を聞く。
・「誤解は生じうる」ことを自覚する。
・思い立ったら、即修正する。
・スタッフに「ドンドン変わる」ではなく、「ドンドン良くなっている」と思ってもらえるように工夫する。
・「我々は何を提供したいのか」ではなく、「受療者は何を求めているのか」を考える。
・得手に帆を上げ。
・苦手なことは苦手と伝える。
・ロボットにならない。
・慣れる前に考える。
・「過去・現在・未来」を貫く。
・「無所属の時間」を実践する。
・内村鑑三氏の「成功の秘訣」を3週間は毎日声に出して読む。
【明日からクリニックで取り組みたいこと】
・院内用語集作成。
・月1回の土曜会議(まずは提案してみよう・・・)。
・マニュアル作り(完成品でなくてよくて、使いながら修正する)。
・診察順を徹底する。
・スタッフにペンとメモ帳を渡し、メモをとってもらう。
・どんなに小さな問題でも、見つけた人が『大騒ぎ』するように徹底する。
・プロセスを物語風に書き残す。
・受療者の方にブログを紹介し見てもらう。最終的には要望ももらう。
・慣れてない人にもわかるシステム作りをする。
・看護師の負担を減らすために外部の方に協力してもらえる部分は協力してもらう。
・面会者の方が来たら、存在感のあるフラッグを診察室においてもらう。
・院外で心電図をとるときには、看護師と受療者(介護者や家族も含む)でIDを確認する。
・全体会議(スタッフ全員参加)で発表する内容を絞る。
・朝会で報告する項目に「訪問看護からの連絡メール」を追加する。
【家庭では・・・】
・家庭内用語集を作ってみる。
せっかく思いついたので、列挙してみました。
普段からよく考えてらっしゃる方がご覧になったら、たいしたことないアイデアかもしれませんが、今自分では実行できていないので、まずは実践してみたいと思います!
2011年4月30日土曜日
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