2011年3月27日日曜日

長谷部誠著『心を整える。』

 東北地方太平洋沖地震の後、非被災地にいる僕も、何だか落ち着かない気持ちでずっと過ごしていました。

 以前のブログにも書いたのですが、阪神淡路大震災を経験したことも影響していると思います。今でも地震があると、震度2や3であっても、当時感じた恐怖がよみがえってきます。

 それだけではなく、津波の映像をテレビで見たり、TwitterやFacebookのタイムラインを眺めているだけで、いろいろな思いに駆られ、何だか落ち着かない日々が続いていました。

 そんなある日、購読しているビジネスブックマラソンというメールマガジンで、土井英司さんが、 【BBM:長谷部流・心を整える方法】という題名で、日本代表の長谷部誠さんの著作である心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣を紹介して下さいました。

 「連日の余震で、毎日不安な時間を過ごしている方も多いと思いますが、
  そんな方のために、本日は、「心を整える」ための本を紹介。」

 『これって、今の自分にぴったりの本じゃないか?』と思い、早速、購入!

 届いてから、読み始めました。

 ページを開くと、テレビでよく見た長谷部さんの顔。

 「まえがき」を読んでも、サッカーの話。

 うーん・・・。

 サッカーを、日本代表が活躍する日本国民なら誰もが見そうな試合くらいしか見ない僕に、プロサッカー選手の長谷部さんの言葉が響くのだろうか・・・と、実は、半信半疑で読み始めました。

 しかし、僕の心配は杞憂で終わりました。

 読み進めるうちに、引き込まれるように夢中で読みました。

 今の自分の心が落ち着くだけじゃなく、日々の仕事へのヒントもたくさんもらえました。

 そして、ある章まで到達したとき、この本の凄さの理由がわかりました。

 その章は「33 読書は自分の考えを進化させてくれる」です。

 「プロサッカー選手というのは、長時間練習するわけではないから、意外と空き時間が多い。そういう時間を有効活用するためにも、僕は本を読むようにしている。」

 「ドイツに行ってからは哲学系の本が圧倒的に増えた。それはデール・カーネギーの『人を動かす』という本に出会ってからだ。」

 「機内持ち込みのスーツケースの半分くらいを本が占めてしまうこともある。」

 僕は、プロサッカー選手というのは、サッカーの練習で、1日が終わってしまうと勝手に想像していたので、とても驚きました。

 でも、『これだけの本を書けるのは、きっと、圧倒的な読書量の賜物なんだろうな。』と納得できました。

 読み終えると、共感できる部分や実践したいことがたくさんあったので、早速、明日から、少しずつ取り組んでいこうと思います。

 著者の長谷部誠さん、紹介して下さった土井英司さん、私の家に本を届けて下さった関係者の皆様、ありがとうございます!

2011年3月26日土曜日

家庭医による被災地の支援

 本日、午前の診療中に、私が所属する北海道家庭医療学センターの理事長から電話がありました。

 「先日、募集していた被災地の医療支援なんだけれども、N先生が志願してくれていたんだよね。学会の方から、北海道家庭医療学センターに支援要請が来たのだけれど、ちょうど今の時期、どのサイトも人員交代の時期なので、人員の交代がない旭川から行ってもらえないだろうか。日程は来週の月曜日からなんだ。」

 私は、N先生が志願してくれていたことを初めて聞き、頼もしく思ったのですが、来週は自分が不在の日もあり、急な対応が難しいと判断し、最初は断ってしまいました。

 しかし、他のサイトから人を出すのも難しいということもよくわかっていました。北海道家庭医療学センターは家庭医を道内の6つの診療所(=サイト)に出向しているのですが、そのうちの何名かは家庭医になるための専門研修を受けています。そして、年度が替わるときに研修医も交代するので、他の5つの診療所はこの時期とても多忙なのです。
 
 また、自分の所属する日本プライマリ・ケア連合学会の理事の先生方が震災の直後からメーリングリストで支援すべきという声を上げ、東日本大震災支援プロジェクト(Primary Care for All Team;略称:PCAT)を立ち上げたことや実際に活動している先生方の動きをFacebookやTwitterや「疲弊医師支える医師」(朝日新聞)「被災地に家庭医が必要…山梨」(読売新聞)の報道で知っていたのもあり、電話を切った後、改めて、来週のGoogleカレンダーや訪問診療の予定、外来の予約などを見直しました。

 そして、何よりも、自分の直属の部下であるN先生が志願してくれているという事実が、何とかしたいという思いにつながりました。

 M事務長や一緒に働くW先生にも連絡をして、調整を行い、3月28日から送り出せるようにしようと決断しました。

 早速、理事長にお返事し、N先生にも電話しました。

 「クリニックは我々で何とかするから、クリニックのことは気にしなくていいので、自分自身とご家族とよく相談してから、受けるかどうかを判断して下さい。」

 最後にこう言えてよかった・・・。M事務長、W先生、ありがとうございます!

2011年3月25日金曜日

家庭医になるためには??

 Facebookで、大先輩の先生から「どなたか答えて頂けませんか?」と依頼があったので、答えてみました。

 質問は”13歳のハローワーク”という本の公式サイトに投稿されたものです。

 「家庭医になるためには??
  高校生(女)
  私は医学部を目指している高校生です
  最近、専門医ではない家庭医という存在を知りました。
  実際、家庭医になるためにはどのようなステップを踏めば良いのでしょうか??
  よろしくお願いします」

  私の回答はコチラ

  ”はっちゃん”というニックネームで投稿してます〜!

 短時間で集中して書いたので、読み返してみると、専門用語が多くって、高校生には難しい内容になってしまったな・・・と反省しています。

 ただ、日本プライマリ・ケア連合学会の日本医学会への加盟が認証された今、学会認定の後期研修プログラムを修了して、専門医資格を取得するというステップが家庭医になるための1つの大きな道であると自信を持って言いたいのですが・・・いかがでしょう?