東北地方太平洋沖地震の後、非被災地にいる僕も、何だか落ち着かない気持ちでずっと過ごしていました。
以前のブログにも書いたのですが、阪神淡路大震災を経験したことも影響していると思います。今でも地震があると、震度2や3であっても、当時感じた恐怖がよみがえってきます。
それだけではなく、津波の映像をテレビで見たり、TwitterやFacebookのタイムラインを眺めているだけで、いろいろな思いに駆られ、何だか落ち着かない日々が続いていました。
そんなある日、購読しているビジネスブックマラソンというメールマガジンで、土井英司さんが、 【BBM:長谷部流・心を整える方法】という題名で、日本代表の長谷部誠さんの著作である
心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣
を紹介して下さいました。
「連日の余震で、毎日不安な時間を過ごしている方も多いと思いますが、
そんな方のために、本日は、「心を整える」ための本を紹介。」
『これって、今の自分にぴったりの本じゃないか?』と思い、早速、購入!
届いてから、読み始めました。
ページを開くと、テレビでよく見た長谷部さんの顔。
「まえがき」を読んでも、サッカーの話。
うーん・・・。
サッカーを、日本代表が活躍する日本国民なら誰もが見そうな試合くらいしか見ない僕に、プロサッカー選手の長谷部さんの言葉が響くのだろうか・・・と、実は、半信半疑で読み始めました。
しかし、僕の心配は杞憂で終わりました。
読み進めるうちに、引き込まれるように夢中で読みました。
今の自分の心が落ち着くだけじゃなく、日々の仕事へのヒントもたくさんもらえました。
そして、ある章まで到達したとき、この本の凄さの理由がわかりました。
その章は「33 読書は自分の考えを進化させてくれる」です。
「プロサッカー選手というのは、長時間練習するわけではないから、意外と空き時間が多い。そういう時間を有効活用するためにも、僕は本を読むようにしている。」
「ドイツに行ってからは哲学系の本が圧倒的に増えた。それはデール・カーネギーの『人を動かす』という本に出会ってからだ。」
「機内持ち込みのスーツケースの半分くらいを本が占めてしまうこともある。」
僕は、プロサッカー選手というのは、サッカーの練習で、1日が終わってしまうと勝手に想像していたので、とても驚きました。
でも、『これだけの本を書けるのは、きっと、圧倒的な読書量の賜物なんだろうな。』と納得できました。
読み終えると、共感できる部分や実践したいことがたくさんあったので、早速、明日から、少しずつ取り組んでいこうと思います。
著者の長谷部誠さん、紹介して下さった土井英司さん、私の家に本を届けて下さった関係者の皆様、ありがとうございます!