今日はネガティブ・フィードバックを行いました。
ネガティブ・フィードバックとはグロービスのMBA経営辞書の解説によると、「被評価者にとって望ましくない内容のフィードバック」とあります。
つまり、フィードバックされる人にとっては、聞きたくないことを聞かされるのです。自分がネガティブ・フィードバックをされることを考えると、どうしても、慎重にならざるを得ません。
先週の金曜日に、スタッフから相談があり、ネガティブ・フィードバックをする必要があると判断しました。
そして、昨日、まず、話し合いの場を設定したい旨をメールで伝えました。
今日は午前中、空き時間を見つけて、連絡が取れる限りの関係者に連絡を取り、問題の核心がどこにあるのかを自分なりに把握しました。
そして、伝えるべき内容を伝えて、SEA (Significant Event Analysis)のフォーマットに従って、まとめてもらうように依頼しました。
ネガティブ・フィードバックをする際には、学習者がどう感じるのか、落ち込まないだろうか、職場に来るのが嫌にならないだろうか、自分に反感を抱いたりしないだろうか、などなど、いろいろな心配があります。
こんなに心配しなくちゃ行けないのなら・・・と、何もなかったかのようにやり過ごすこともできたでしょう。
確かに、少し躊躇もしたのですが、たまたま週末に読んでいた「人を動かす人」になるために知っておくべきことに、次のようなことが書いてありました。
「自分もつらくなるような批判は、口にする価値があると考えていいだろう。言えばすっきりすると思うことなら、口を閉じていることだ。」
この言葉を読んで、やはり、ネガティブ・フィードバックをやろうと思いました。
そして、今日しました。やっぱり、つらい。今も何だか胃のあたりが苦しいような感じもしています。
自分で振り返ってもらいたいと思ったので、SEAをお願いしたのですが、SEAを作っている間、どんな風に思っているのかと想像すると、どうしても悪い方向に考えてしまって、つらいです。
でも、自分がつらくなるようなネガティブ・フィードバックだからこそ、してよかったと信じて、SEAの完成を待つことにします。
こう考えると、自分がネガティブ・フィードバックをもらえるというのは本当に少ないんだろうなぁ・・・と感じました。裸の王様にならないように気をつけねば・・・。
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