「レジリエンス(resilience)」
という言葉を知りました。
日本語に訳すと
「困難な状況にもかかわらず、うまく適応できる力」
となるそうです。
「レジリエンスが強い人は、次の3つの特徴をもっています。
1.肯定的な未来志向性
-未来に対して肯定的な期待を常にもっていること
2.感情の調整
-感情のコントロールを行えること
3.興味・関心の多様性
-さまざまな分野に興味・関心をもっていること」
最近の自分は、レジリエンスが弱くなっているように感じていたので、自分を責める気持ちが生じていたのですが、これを読んで、2がうまくできていないことに、改めて気づけました。
「レジリエンスは、これまで特に災難の経験が多かった人が
必ずしも強くなるわけではありません。」
という言葉にも救われました。
私は阪神淡路大震災を経験したのに、その経験が何の役にも立っていないのではないかと思っていたのです。また、所属している組織の臨時スタッフ会議で、自分たちのできる災害支援について話し合っているときに、後輩の「震災経験者は災害支援の派遣から外した方がいいのかもしれませんね。」という発言を聞いて、阪神淡路大震災を経験したからこそ、2の感情の調整がうまく行かないんだろうということにも気づけました。
「困難な状況からの回復には、心の持ちようのほうが、
これまでの経験よりも効果があることがわかっています。」
心の持ちようの方が大切なんですね。私も感情をうまく調整すること「心の持ちよう」ができれば、今の苦しい状況から脱することができるのではないかと思えました。
「そして、
・安定した家庭環境や親子関係があること
・セルフ・エスティーム(自尊心)や共感性が育っていること
・コンピテンス、スキル、
ユーモア、コミュニケーション能力があること
などにより、レジリエンスの特徴が高まることがわかっています。」
私は、4月から生活が変わるので、家庭環境が不安定になっているのは事実です。ただし、両親も親戚も、ほとんどの方が関西より西にいるので、親子関係は安定しています。この1年で、セルフ・エスティームも、昨年までよりは育ったように思います。まじめすぎるところがあり、ユーモアが足りない部分がありますが、レジリエンスを高めるために、気をつけたいと思います。
時間を作って、2月28日に購入したどうしたらおもしろい人間になれますか? ~よしもと式クリエイター養成講座の現場から~ (ヨシモトブックス)
も読んでみたいな。
0 件のコメント:
コメントを投稿