2009年10月16日金曜日

研修医の抱える問題の本質を見抜いた指導

今日は研修医のSEA(Significant Event Analysis)でした。

他の指導医のコメントを聞いていて、思わず、「なるほど!」と声を出してしまいました。

そして、問題の本質を見抜ける指導医って、魅力的だなぁと改めて実感しました!

その本質の部分に、研修医が気づいていない時がとても効果的で、指摘をすると、研修医もハッと気づいて、次からの診療が変わる可能性があるんですよね。

そのような本質を見抜いた指導をするためには、何が必要か考えてみました。

(1)研修医が陥りやすい問題点を把握できていること

(2)今の研修医の状況(今の時点での目標や今の診療スタイルなど)が理解できていること

(3)研修医がこれまで研修してきた施設や環境の長所・短所を知っていること

(4)(1)の補足ですが、やはり、研修医の指導の経験があること

などが求められるのかなと思いました。

こんな風に、頭ではわかっていても、なかなか実行が難しい・・・。
他の指導医の素晴らしい指導を目の当たりにすると、ますます、自分にはできるだろうかと不安になる。
でも、前向きに捉えると、素晴らしい指導を目の当たりできたということは、指導の理想の形を見る事が出きて、それに向かって努力していけるとも考えられますよね。

うんうん。

さて、では、どのように努力していくかですが、

(1)は、自施設の指導医と対話を行う。

    (日本家庭医療学会の指導医が集まって、教科書を作れたら素晴らしい!?)

(2)は、目の前の研修医との対話を大事にする。

(3)は、指導医がその施設で研修はできないので、訪問指導に行くなどする。

(4)は、研修医のいる環境で働き続ける。

ことで解決できるのではないかと思っています。

結局は、「毎日精いっぱい生きる事が一番の修行なのです」?!

2 件のコメント:

岡田 唯男 / Tadao Okada, MD, MPH, DABFM, FAAFP さんのコメント...

あざーっす!
「毎日精いっぱい生きる事が一番の修行なのです」?!
http://tadao-okada.blogspot.com/

ビジネスマナーの研修 さんのコメント...

とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。